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住友金属テクノロジー株式会社 鹿島事業部技術室  銅管腐食調査報告書
1.緒言
エアーテックジャパン株式会社殿より銅管の腐食調査のご依頼があり、その調査結果を報告する。

2.供試材
    A.鋼管  酸化防止剤使用
    B.銅管  酸化防止剤使用無し
      供試材AにはC1220T-1/2H(JIS H 3300)と印字されているのが読み取れる.
      供試材A、Bとも溶接による接続部が含まれており、96.4.1以降試験依頼まで通水されたものである.

3.調査項目

  1. 鋼管外観写真(供試材A、B)
  2. 鋼管内面写真(供試材A、B)
  3. 鋼管内面・断面ミクロ組織写真(供試材A、B)
  4. SEM(走査型電子顧微鏡)-EDX(エネルギー分散型検出器)による鋼管内面の定性分析

4.調査結果

1.鋼管外観写真

  • 下記に銅管外観写真(供拭材A、B)を示す。
  • 外観的には供試材A、Bとも大きな差異はない。

2.綱管内面写真

  • 下記に鋼管内面写真(供試材A、B)を示す。
  • 供試材A(酸化防止剤使用)は供拭材B(酸化防止剤使用無し)と比較して、溶接部近傍に黒色変色部がない。

3.銅管内面・断面ミクロ組織写真(供試材A、B)

  • 写真2、3に鋼管内面(通水部)・断面ミクロ組織写真(×100、×400 供試材A、B)を示す.なお試料採取位置は鋼管のストレート部である。
  • 組織的には供試材A、Bとも差異はない.

4.鋼管内面のSEM-EDXによる定性分析

  • 下記に図表にて鋼管内面のSEM-EDXによる定性分析結果(供試材A、B)を示す。
  • 供試材A、Bとも主として銅元素が検出されており、SEM-EDXでは特に差異は無いと考えられる。

V.まとめ

今回の調査結果をまとめると以下の通りになる.

  1. 鋼管外観写真、鋼管内面・断面ミクロ組織写真、鋼管内面のSEM-EDXによる定性分析結果では供試材A、Bの差異は認められない.
  2. 銅管内面写真では、供試材Aでは溶接部近傍での黒色変色部は認められないが、供試材Bでは溶接部近傍での黒色変色部が認められる.ただしその原因については、今回の試験内容からは推定出来ていない。

1.鋼管外観写真
下記に銅管外観写真(供拭材A、B)を示す。

鋼管外観写真

2.綱管内面写真
下記に鋼管内面写真(供試材A、B)を示す。

鋼管内面
酸化剤使用
酸化剤使用
酸化剤使用無し
銅管内面・断面ミクロ組織写真(供試材A、B)
銅管内部ミクロ組織
鋼管内面のSEM-EDXによる定性分析表
酸化防止使用
酸化防止使用
酸化防止使用無し
『住友金属テクノロジー(株)スストーレ2・3調査報告書の説明』
  1. 試供材(JIS規格銅管)
  • スストーレ2・3使用の溶接銅管と未使用の溶接銅管共に溶接後4ケ月経過した後の調査テストである
  1. 調査は外観腐食だけでなく、断面切断によるSEMテストも実行している
電子顕微鏡検査確認においてスストーレ2・3使用の銅管に腐食は見当たらないという事です